昨年ふるさと納税をしましたので、先日確定申告を済ませました。ブラウザ上で作成した書類をプリントアウトして郵送という手順で申告を済ませましたので、混雑する税務署にわざわざ出向く必要はありませんでした。
ふるさと納税と確定申告はワンセット
ふるさと納税は実質2,000円の負担で豪華な返礼品がもらえたりと、利用するメリットが非常に大きいです。ただし、所得税の還付や住民税の控除を受けるためにはワンストップ特例制度の申請や確定申告をする必要があります。
ワンストップ特例制度を利用する場合は確定申告が不要になる場合がありますが、申請を忘れていたり、期日に間に合わなかったり、そもそもワンストップ特例制度を知らなかったりするとサラリーマンであっても確定申告をする必要があります。
私の場合、昨年はふたつの自治体にふるさと納税しましたが、ひとつはワンストップ特例制度を忘れていて、もうひとつは年末で多忙だったため申請の手続きをする時間がなかなか取れず、期日に間に合わなかったため両方確定申告が必要になりました。
2016年のふるさと納税実績
4月…熊本県南阿蘇村 10,000円(返礼品無し)
12月…北海道当別町 10,000円(ROYCE'人気商品詰め合わせ)
国税庁のサイトで確定申告書を作成
確定申告の書類は、国税庁のサイトにある「確定申告書等作成コーナー」で簡単に作成できます。
ブラウザ上で必要事項を入力するだけなので、パソコンとプリンターがあれば申告に必要な書類を作成できます。
確定申告をするために必要な書類
- 勤務先発行の源泉徴収(会社からもらえるやつです)
- 寄付金受領証明書(ふるさと納税先の自治体から郵送されます)
- 還付金受取口座の通帳(所得税の還付金を振り込んでもらいます)
- 印鑑
- 本人確認書類の写し(運転免許証のコピーなど
確定申告書作成の流れ
国税庁のサイトにアクセスして「確定申告書等作成コーナー」をクリック。
「作成開始」をクリック。
次に「e-TAX」か「書面提出」かを選びます。
e-TAX(電子申告)には電子証明書(マイナンバーカード)とICカードリーダーが必要です。
私はどちらも持っていませんので、今回は書面提出を選びました。
作成する申告書類のページで「所得税の確定申告書作成コーナー」をクリック。
サラリーマンなので、入力方法選択のページでは「給与・年金の方」の作成開始をクリック。
必要事項を入力していき、適法を受ける控除のページで「寄付金控除」にチェックを入れて次へ進みます。
あとは手元の源泉徴収票と寄付金受領証明書を見ながらブラウザ上で数字を入力していけばOKです。
入力が完了したら、作成した書類をプリントアウト。
印刷した添付書類台紙の表面に源泉徴収票(原本)と本人確認書類(コピー)を、裏面に寄付金受領証明書をそれぞれのりづけします。
本人確認書類については、マイナンバーカードを持っていませんので通知カードと運転免許証のコピーを添付しました。
あと、忘れずに「確定申告書A」に印鑑を押しておきます。
これで確定申告書は完成です。
確定申告書は税務署に行かなくても郵送でOK
できあがった確定申告書は2/16~3/15までの間に住居地の税務署へ提出します。わざわざ窓口まで出向く必要はなく、郵送でも受け付けてもらえます。ただし、提出期限までに届かないといけませんので余裕をもって早めに郵送することをおすすめします。
書類を提出するだけなので、自力で確定申告書を作成した人はわざわざ混み合う税務署まで足を運ぶ必要はありません。
後日、国税還付金振込通知書が届く
その後、3月上旬に税務署から「国税還付金振込通知書」ハガキが届きました。
確定申告は無事に受理されたみたいですね。
ふるさと納税したなら確定申告をお忘れなく!
サラリーマンにとっては確定申告はなじみが薄いものですので、なんとなく難しそうなイメージがありましたが、やってみると意外に簡単でした。
今回は書類を作成・印刷して郵送で提出という方法をとりましたが、e-TAXを利用すればさらに手間が省けそうです。ただ、そのためにはICカードリーダーとマイナンバーカードが必要になります。
マイナンバーカードはほかにも使い道がありそうですが、ICカードリーダーはほかに使い道がないので微妙なので迷うところです。
ふるさと納税をされたみなさまにおかれましては、くれぐれもワンストップ特例制度もしくは確定申告をお忘れなく。
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