カビの生えた革靴をダメもとでサドルソープをつかって丸洗いしてみた

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しばらく履かずに下駄箱の中に放置していた革靴にカビが生えてしまいました。そのまま捨てようかと思ったのですが、ダメもとで手元にあったサドルソープを使って丸洗いしてみました。

革靴を丸洗いする方法

今回丸洗いしたのは10年以上前に購入した革靴です。スムースレザーではなくひび割れ加工が施されたもの。

ビジネスシューズの手入れに愛用しているサドルソープを使用。

伝統あるシューケアブランドのエムモゥブレィのサドルソープ

これまでスムースレザーのビジネスシューズの外側の部分は、サドルソープで何度か洗ったことはありました。しかし、今回は表面だけでなく靴の中にもカビが生えてしまってたので、思いきって完全に水に浸した状態で丸洗いすることにしました。

説明書を読む限りスムースレザー専用っぽいですが、果たしてうまく洗えるでしょうか。

成分は脂肪酸、ロウ、油脂とのこと。

丸洗いの手順

1. 靴を水に浸す

靴ひもを外した靴を完全に水に浸して全体を濡らします。

アッパー部分の白い斑点がカビ。

2. サドルソープで汚れを落とす

スポンジでサドルソープの表面をグリグリこするようにつけてから、靴の表面をやさしくなでるように汚れをおとしていきます。

スポンジはキクロンを使用。サドルソープは固形の石鹸に近い硬さがあり、石鹸の香りがします。

洗い終わったら、いちど泡と汚れを水できれいに洗い流します。

水で流した時点でカビは消えました。

3. 仕上げにサドルソープをなじませてから拭きとる

もう一度スポンジにサドルソープをつけてサドルソープの成分を革の表面になじませていきます。

仕上げは水で洗い流さずに硬く絞ったぞうきんで表面を拭きあげればOK。こうしてある程度革にサドルソープの成分が残るようにすれば、革の潤いを保つことができるのです。

4. シュートリーを入れて日陰干し

あとは中にシュートリーを入れて(なければ新聞紙などを丸めて詰め込んで)形を整え、風通しの良い日陰でしっかり乾かせば完了です。

乾燥後は、保湿のためにデリケートクリームを塗っておきました。

捨てる前に試す価値あり

結果は、カビを完全に除去することができ、すっかり元どおり!捨てるはずだった靴が再び履けるようになりました。カビ臭さもとれましたので、これならメルカリにも出品できそうです。

ものによっては上手くいかない場合もあると思いますが、革靴にカビが生えてしまってもあきらめずにダメもとで洗ってみるのもいいかもしれません。

丸洗いから5か月後の姿。現在も再びカビが生えることもなく良好な状態を保っています。