仕事のモチベーションが下がったときに読み返したい一冊

仕事で落ち込んだり、日々の仕事がつまらなくなったり、なんとなくやる気が出なくてモチベーションが上がらない。そんなときにぜひ読んでほしい本をご紹介します。

いわゆるビジネス本ですが、誰もが知る10人の創業者達のサクセスストーリーをコンパクトにまとめたもので、それほどボリュームがある本ではないにもかかわらず、すこし読むだけでめちゃくちゃパワーをもらえる一冊となっております。

大失敗にも大不況にも負けなかった社長たちの物語

大失敗にも大不況にも負けなかった社長たちの物語

古今東西を見渡せば、大失敗にも大不況にも負けず、むしろそれをバネにして成長した経営者たちがいる。彼ら・彼女らは絶体絶命のピンチに追い込まれたからこそ、がむしゃらに努力し、新しい価値観を世に送り出すことに成功している。 本書では、そんな社長たちについて、生い立ちから、どのような青春時代を過ごし、成功者としての階段を上っていったのかを記した。 彼らの生き様を知れば、大きな失敗をしてどん底に陥っても、人生はどんなふうにでも切り拓けることを実感することができるだろう。 明日の日本の復興に向けて、10人のエネルギーあふれる経営者列伝をたっぷりと味わっていただきたい。

全体としては200ページほどありますが、1人につき約20ページ程度となります。1話ずつなら短時間でサラッと読むことができますので、ちょっとした空き時間を利用して気軽に読み進めることができます。

ビジネス書にありがちな教訓めいたカタい話ではなく、創業者たちの生涯をぎゅっと凝縮したダイジェスト版となっておりますので、とても読みやすいです。

この本に登場する10人の創業者たち
  • 本田宗一郎 【本田技研工業創業者】
  • カーネル・サンダース 【ケンタッキーフライドチキン創業者】
  • 安藤百福 【日清食品創業者】
  • ウォルト・ディズニー 【ウォルト・ディズニー・カンパニー創業者】
  • 稲森和夫 【京セラ・KDDI創業者】
  • ココ・シャネル 【シャネル創業者】
  • 小林一三 【阪急東宝グループ創業者】
  • スティーブ・ジョブス 【アップル社創業者】
  • 菊地寛 【文藝春秋社創業者】
  • 松下幸之助 【松下電器産業創業者】

 

とくに本田宗一郎と安藤百福の話は胸熱

本田宗一郎はやっぱりイイ

自分がクルマ好きなせいもあって、10人のなかでは本田宗一郎の話がもっとも印象的でした。クルマ好きにとっては本田宗一郎は外せないですね。

とくに関東大震災の最中、17歳ではじめてクルマを運転したときのエピソードを読んだとき、このとき本田宗一郎の気持ちは容易に想像できました。自分が教習所で初めてクルマを運転したときの気持ちが甦ってきて、とてもうれしい気持ちになりました。

努力家で発明家でもあった本田宗一郎はその生涯において次々と偉業を達成していくわけですが、心の底から好きなことだったからこそ、何度失敗してもあきらめずに前に進み続けられたのだろうと思うと同時に、ずっと好きなことを続けられるというのはとても幸せなことなんだということも伝わってきました。

引退後に全国の従業員に御礼行脚を実行したエピソードは、本田宗一郎の人柄がよくわかる話でしたし、当時の従業員の感動ぶりが目に浮かぶようで、涙なしでは読めません。クルマ好きでなくとも読めばきっと体の内側からパワーがわき出てくると思います。

 

安藤百福の奉仕精神に感服

チキンラーメンでおなじみ「日清食品」の創始者である安藤百福も泣けるエピソード満載でした。ただただ人の役に立とうとしつづけた安藤百福の社会奉仕の精神には、日々忘れがちな「仕事をする意味」を考えさせられました。

人の役に立つ、社会に貢献することによって得られる生きる喜びみたいなものを再確認した次第です。自然災害の多いこの日本において、相互扶助、社会貢献の重要性や、困ったときに手を差し伸べてもらえるありがたみに気づかされる話でありました。

読めばきっと、自分も人の役に立つことがしたいと思うはず。はたらく目的を見失ったときに読み返したい話です。

 

伝記ものを読む前の入門書としてもおすすめ

かなりコンパクトにまとめられていますので、もしかしたら人によっては物足りなさを感じるかもしれませんが、それぞれの創業者のエッセンスがうまく抽出されており、十分インパクトがあります。

この本に収録されているのは有名な創業者ばかりなので、すでにそれぞれの書籍が出版されています。この本はそんな偉人の本を読む前の入門書的な側面を持ち合わせておりますので、まずはこの本を読んでみるといいかもしれません。

Kindle版があればもっとよかった

本の内容とは関係ないですが、ひとつ残念なのは紙の本しか出版されていないこと。こうゆう短時間でサラッと読める本は、スマホで気軽にどこでも読める電子書籍との相性は、絶対いいはずなのでぜひともKindle化してほしいところです。

 

本田宗一郎に強く惹かれて…

この本を読んで本田宗一郎に強く惹かれたわたしは、読み終えたあとにこれを読みました↓(こちらはKindle版があったのでKindle版を購入)

一冊でわかる!本田宗一郎 「世界のホンダ」を創り上げた男の「挑戦の軌跡」 (PHPビジネス新書)

一冊でわかる!本田宗一郎 「世界のホンダ」を創り上げた男の「挑戦の軌跡」 (PHPビジネス新書)

「世界のホンダ」の創業者でありながら、気取らない人柄と人一倍の挑戦心でカリスマ的な人気を誇る本田宗一郎。三日三晩、寝食も忘れて研究開発。経営危機の中で世界最高峰のレースに挑戦。社員から「オヤジ」と呼ばれる。言葉が通じないのに外国人とすぐに打ち解ける。引退を進言した役員に「よく言ってくれた」。……など、その魅力を伝えるエピソードは数多い。本書は、そういったエピソードを織り交ぜながら、本田宗一郎の生涯と仕事術をコンパクトかつわかりやすく紹介するもの。「スーパーカブ発売」「マン島TTレース出場」「四輪車参入」「F1挑戦」などの大プロジェクト達成の秘話から、盟友藤澤武夫との深い信頼関係、人間味溢れる数々の逸話まで、その魅力とすごさを余すところなく伝える。

父親の影響で幼いころからものづくりに興味があったエピソードから数々の困難を乗り越えて偉業を達成するまでの話が紹介されており、本田宗一郎の人となりがよくわかると同時に、天才「本田宗一郎」の唯一無二のパートナーである陰の立役者藤澤武夫についても良く知ることができる充実した一冊でした。

 

大失敗にも大不況にも負けなかった社長たちの物語

大失敗にも大不況にも負けなかった社長たちの物語