ウッドデッキにポリカ平板の屋根をつける【組み立て編】

アフィリエイト広告を利用しています

f:id:billiex:20181026144408j:plain

前回の【準備編】のつづきです。

塗料がしっかりと乾燥したところでいよいよ組み立てていきます。事前にサイズミックハリケーンタイを桁に、AC4ポストキャップを支柱に取り付けておきました。ビスはシンプソンビスを使用。

シンプソンビス 4×32mm 約100本入 SD8X1.25-R SIMPSON シンプソン金具

価格:980円 (2018/6/7 20:39時点) 感想(0件)

 

既存のフェンス支柱に屋根の支柱を連結

まずは支柱を立てていきます。既存の支柱はフェンスの高さ(約1m)までしかありませんので、屋根をつけるためにはあらたに支柱を立てる必要があります。既存の支柱の上に支柱をつないで延長すると強度が心配ですし、かといって既存の支柱をとっぱらって通し柱を立て直すのは非常に面倒。そこで考えたのが、既存の支柱の内側に新たに支柱を立てて連結させる方法です。強度の問題をクリアしながら、ラクに設置するためにこの方法を考えました。

既存のフェンス支柱と屋根の支柱はM12ボルトでしっかりと連結しました。

f:id:billiex:20180627210554j:plain

追加した支柱と干渉する手すり部分は支柱の形に合わせて切り欠き加工しました。

ただし、四隅のうち1か所のみ既存の支柱がありませんので、そこは屋根の支柱を独立させなければなりませんでした。ここは後日あらためて補強策を考えるとして、とりあえず位置がずれないように床板に固定するためにアングルを使用しました。

f:id:billiex:20180627210513j:plain

 

支柱は水平器を使いおよそ垂直になるよう固定しましたが、多少の傾きは許容しました。

f:id:billiex:20180627210453j:plain

 

支柱を立てたら次に桁を乗せてAC4ポストキャップで支柱と桁を連結します。アングルを使用して補強のための梁を接続したら、とりあえず骨組みは完成。

f:id:billiex:20180627210606j:plain  

垂木を乗せたらパーゴラができました。

f:id:billiex:20180627210626j:plain  

梁と桁は上からZかど金物CP-T(T字の金物)で補強しておきます。久々に釘を打ったら手がしびれました。玄翁で釘を打つ音が派手に鳴り響いていたので、けっこう近所迷惑だったと思います。

f:id:billiex:20180628140914j:plain  

AC4ポストキャップとサイズミックハリケーンタイが干渉してしまいましたが、いまさら位置をズラすことはできないのでこのままにしておきます。

f:id:billiex:20180627210615j:plain

あれ?もしかしてサイズミックハリケーンタイの前後をまちがえた?

金具をすべて取り付け終わってから気がつきましたが、見本のイラストを見ると金具の下部に刻印されている「SIMPSON Strong-Tie」が見える方向に取り付けているようになってます。

f:id:billiex:20180627210518j:plain

でも、「サイズミックハリケーンタイ」で画像検索するとヒットする実例を見るかぎりでは、わたしと同じ方向につけてるほうが多数派でした。

シンプソンの公式っぽいサイトでは、どっち向きの画像もありましたので、もしかしたら金具の向きは前後どっちでもいいのかも。

f:id:billiex:20180627210501j:plain

f:id:billiex:20180627210506j:plain

Simpson Strong-Tie

ここまでの作業はおおむね順調でした。

 

いよいよポリカを垂木に乗せていく

次はいよいよポリカを乗せる作業です。ポリカを屋根に乗せる前に、アルミ板にはビスを打つための下穴を、屋根の両端に位置するポリカにはビスを打つ場所にドリルで穴を開けておきました。使用するビスは太さ4mmのステンレスタッピングトラスなので、アルミ板は5mmの穴、ポリカのほうは少々ビスがずれてもいいように8mmの穴を開けました。

手順どおり作業するはずが…

ポリカ屋根を乗せる手順
  1. 垂木に防水両面接着テープを貼る
  2. そのうえにポリカを乗せる(ポリカとポリカの間は10mmあける)
  3. ポリカの位置が決まったら両面テープの剥離紙をはがしていく
  4. アルミ板に防水両面接着テープを貼る
  5. そのアルミ板をポリカの上に乗せる
  6. アルミ板の位置が決まったら両面テープの剥離紙をはがしていく
  7. 最後にアルミ板をビス止めして完成

この手順で作業を進めるはずだったのですが、ここでひとつミスを犯しました。ポリカ1枚ごとに上記の手順でビス止めまで進めればよかったのに、ビス止めせずに先にポリカをすべて乗せてしまったのです。

1枚ずつビス止めまでやっておけば脚立に登るだけで作業を完了できたものの、先にポリカをすべて乗せてしまったためビス止めするために屋根に登らなくてはなりません。

とりあえず脚立から届く範囲(端から2列目まで)はビス止めできましたが、中央の3列は手が届きませんので屋根に登った状態で作業をする必要があります。

f:id:billiex:20180627210635j:plain

この時点で横垂木があれば問題なく屋根に登ることができるのですが、横垂木がないと足場が限られてしまうために、ポリカを踏み抜いてしまうリスクが高いのです。

アルミ板をビス留めするまえに急遽、横垂木を取り付け

というわけで、あとで必要に応じてつけようと思っていた横垂木を、急遽、さきに取り付ける作業に入りました。こんなことなら横垂木はポリカを乗せる前に取り付けておくべきでした。

後づけなので垂木と垂木の間の長さに合わせた横垂木を用意する必要があります。垂木と同等の600mmくらいの間隔で横垂木をつけることにしたのでぜんぶで24本必要でした。それらをひとつひとつ垂木の間にビス留めしていきましたが、ものすごく効率の悪い作業でした。垂木を桁に乗せる前にやっておけば、4本の横垂木を垂木の切り欠きにはめ込むだけで済んだのに…。

横垂木は完全に屋根に保護されるので雨にあたることはないだろうということで塗装は省きました。

 

ついにポリカ屋根の取り付け完了!

少々遠回りをしたものの、横垂木がついたことにより無事に屋根に登ることができるようになりました。足場ができたとはいえ3m近い高所での作業なので、それなりに緊張しつつもなんとかアルミ板のビス留めを終えました。

f:id:billiex:20180627210647j:plain

ついに屋根が完成!

ポリカの保護膜をすべてはがすと…

 

 

f:id:billiex:20180627210700j:plain

おお、すばらしい! 透明のポリカを選んだので当然ですが、みごとに無色透明です。

透明ポリカ平板の屋根は明るい

無色透明の板なのでもちろん採光はばっちり。屋根の下でも屋根なしのときと変わらず明るいです。

f:id:billiex:20180627210708j:plain

 

上から見ると骨組みが透け透け。

f:id:billiex:20180627210727j:plain

 

ポリカ平板屋根の雨音はどうか?

屋根が完成してからすぐに雨が降りましたのでさっそく雨音を確認しました。結果、けっこう土砂降りに近いくらいの降り方でしたが、屋根に雨があたる音は全然聞こえません。まわりの雨音にかき消されてしまうのか、屋根からは雨音が聞こえません。雨音に関してはちょっと心配はしてましたが杞憂に終わりました。

f:id:billiex:20180627210751j:plain

さすがにポリカが新品なので水をはじいてきれいな水玉になっています。しばらくすると撥水性はなくなり水玉はできなくなります。

 

屋根があっても降雨時、床板はそれなりに濡れます

屋根の大きさが床板とほぼ同サイズなため、屋根があるとはいえ風があると降雨時はそれなりに雨が吹き込んで床板は濡れます。

f:id:billiex:20180627210800j:plain

まあ、濡れるといっても床板全体が水浸しになるわけではないので、屋根なしのときにくらべ乾くのは早いです。そうとう風が強くなければ掃出し窓のあたりまでは吹き込んでこないので、雨の日でも窓を開けておくことができるようになりました。

雨の日に洗濯ものを干せるかどうかは微妙なことろ。

 

残るは骨組みのさらなる補強

あとは羽子板ボルトと頬杖で骨組みの補強をすればひとまず完成といったことろです。これらの作業はあわてる必要がないので、ぼちぼちやっていこうと思います。