薄型の金具を使って23インチのモニターを壁掛けしてみた

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最近、自宅PCを古いノートパソコンからタワー型のゲーミングPCに買い替えたのですが、モニターは絶対壁掛けにしようと決めていました。

パソコンスペースとして使っている壁際に造りつけたカウンターの奥行きが50cmしかないため、カウンターの上に普通にモニターを置くと顔とモニターの距離が非常に近くなってしまうためです。

適切な距離を保つためにはできるだけ壁に近づけないといけないのですが、モニタースタンドがじゃまでどうしても壁に近づけられません。

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よって限りなく壁と密着させるべく壁掛け必須となったわけです。

今回、壁掛けするモニターはiiyamaの23インチXU2390HS-B3という比較的リーズナブルなモデル。もちろんVESA対応です。

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壁掛け用の金具選び

モニターを壁掛けするためには専用の金具が必要です。いろいろなタイプの金具のなかで条件に合うものを選んでいきます。

ネジで止めるタイプとホチキス止めのタイプ

金具をネジで壁に固定するものが大半ですが、なかにはホチキス(ステープラー)で固定するものもありました。

このタイプは「壁にネジ穴があかない」「柱などの下地のないところでも大丈夫」などのメリットがある反面、値段が高いのがネックです。わたしの場合は壁に穴があいても平気だったのと、ちょうどいい位置に下地もあったのでふつうにネジで固定するタイプを選択しました。

角度調節できるものとできないもの

それから角度調節ができるものとできないものがあります。角度調節ができたほうが、設置後に最適な角度に微調整できるというメリットがあります。ただ、角度調節ができるタイプはそのぶん金具部分奥行きというか厚みがありますので、その分モニターが壁から離れます。

いっぽう、角度調節できないタイプは総じて奥行き(厚み)がほとんどありません。

モニターを限りなく壁に近づけるためには、壁掛け用の金具はできるだけ奥行き(厚み)の小さいものを選ぶ必要がありましたので、角度調節はあきらめて固定式の薄い金具をチョイスしました。

角度調節が一切できないシンプルな構造のため値段も非常に安いです。わたしが購入した時点では送料込みで500円もしなかったはず。

VESAマウント 壁掛け金具到着

注文してから1週間もたたないうちに郵便ポストに投函されていました。金具(プレート)のほか、石膏ボード用のアンカー×4本、モニター側の金具取付用の短いネジ×4本、壁側の金具固定用の長いネジ×4本が同封されていました。

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最初に手に持ったとき、思ったよりプレートの厚みがなくペラペラで頼りない感じがしました。それでもいちおう24インチまで対応とありますので、うちの23インチのモニターならたぶん大丈夫でしょう。可動部がないのでモニターが重みで垂れ下がるなんてこともないはず。

二つの金具を重ねたときの奥行き(厚み)は10~11mmといったところ。

さっそく壁に取り付けといきたいところですが、そのまえに下準備が必要でした。モニターを壁掛けする場所のそばには窓枠があり、この窓枠部分が壁から16mmほど出っ張ってます。金具の厚みが10mmほどしかないため、そのまま取り付けると窓枠の出っ張りにモニターが干渉してしまいます。

金具の奥行き(厚み)は11mmほどなので、5mm以上の厚さの板を壁と金具の間にかませてモニターと窓枠が干渉しないようにすることに。ちょうど5.5mm厚のシナ合板の端材があったので、これを適当な大きさに切ってスペーサーにしました。

さきにモニター側の金具を装着

モニター側の金具はさきの取り付けておきました。大きいほう金具を付属のビスで4か所止めるだけです。

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しっかりと水平を確認してからネジ止め

スペーサーができたのでいよいよ金具を壁に固定します。

あらかじめモニターの位置を決めておいたので迷うことなくネジ止めしていきます。注意点としては、金具を固定したあとは角度調節は一切できないため、ネジ止めするときはきちんと水平を確認する必要があります。

金具を斜めに固定してしまうと必然的にモニターが傾いてしまうので慎重に水平を確認しました。

モニターを垂直もしくは少し上向きにしたい場合はスペーサーが必要

金具の固定が完了し、あとは壁にかけるだけだと思っていたものの、ここで思わぬ誤算が発生。

金具をひっかける部分に若干の遊びがあるため、ただひっかけただけだとモニターがわずかに下向きになってしまうのです。

モニターは液晶の上辺が目線と同じ高さになるように調整していたので、モニターが下向きだと非常に見づらい。

というわけで、モニターの角度を調節することにしました。金具の取り付け角度を少し上向きに調整するために、シナ合板でつくったスペーサーの裏側の下半分にさらにシナ合板を挟んで再度壁に固定。

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モニターと壁の隙間はギリギリ窓枠に干渉せずちょうどいい感じに仕上がりました。

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水平もバッチリ出てます。

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もう一度モニターを壁にかけてみると、ちょうどいい角度になりました。

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目立つケーブルを隠してスッキリさせたい

壁掛けにしてモニターまわりがスッキリすると、今度はケーブルの存在が目立つようになりました。ケーブルが目立つからといって特段困ることはないのですが、なんとなく目障りなのでケーブルを隠して目立たなくしたいと思います。

配線隠しといえばよくあるプラスチックのフラットモールを想像しますが、プラスチックの質感が好みではないので今回はヒノキの板を使用しました。厚み12mm×幅60mmの節のないきれいな板を適当な長さにカットして、表面をトリマーで面取りしてさらに見栄えをよくしました。

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裏側はモニターのケーブル2本を通すために深さ8mmの溝を掘りました。溝の幅は適当です。

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断面形状

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表面だけサンドペーパーで軽くサンディング(#240→#400→#800)して、自然系塗料のリボス「メルドスハードオイル」を塗布して仕上げました。

あとは溝にケーブルをはめ込んでから…

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板を壁に固定すれば完了。

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写真中央のビス止めの部分は下地がないので石膏ボードアンカーを埋め込んであります。

YAMASHIN ボードアンカー G4 25本 G4-25

YAMASHIN ボードアンカー G4 25本 G4-25

 

モニターの壁掛け完成!

ケーブルの目隠しが完了して無事にモニターの壁掛け完成です。

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デスク上のスペースが広がりスッキリして気持ちがいい。しかもモニタースタンドがなくなったおかげでデスクの掃除はとってもラクチンです。

もちろん壁掛けの一番の目的である「顔とモニターの適切な距離を確保」できたので、かなり画面が見やすくなり満足です。

角度調整可能なタイプのほうがおすすめです

わたしの場合は限界まで壁に近づけたかったのでこの壁掛け金具を選びましたが、角度調整ができないと取り付けの際苦労しますし、壁との隙間がないためケーブルの抜き差しがしづらかったりして不便なので、壁に限界まで近づける必要がなければ角度調整ができるタイプを選んでおいたほうがいいと思います。