書籍紹介

思わず原作を読みたくなるプライムビデオのアニメ3作

今年読んだ小説のなかで特におもしろかった3冊【2017】

今年読んだ小説のなかで特に印象に残っていて、人におすすめしたい作品をご紹介したいと思います。 まず前提条件として、今年出た新作はひとつもありません。基本的に文庫化されたもの、あるいは文庫化されていなくてもセールで割安になったものばかりを読ん…

Amazonのあらたな読み放題サービスPrime Reading(プライムリーディング)が始まってPrimeがますますお得に

仕事のモチベーションが下がったときに読み返したい一冊

仕事で落ち込んだり、日々の仕事がつまらなくなったり、なんとなくやる気が出なくてモチベーションが上がらない。そんなときにぜひ読んでほしい本をご紹介します。 いわゆるビジネス本ですが、誰もが知る10人の創業者達のサクセスストーリーをコンパクトにま…

【S&Mシリーズ】最終作の「有限と微小のパン」を読んだ感想

有限と微小のパン (講談社文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/11/15メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 37回この商品を含むブログ (181件) を見る 日本最大のソフトメーカが経営するテーマパークを訪れた西之園萌絵と友人・牧野洋子、反…

【S&Mシリーズ】9作目の「数奇にして模型」を読んだ感想

数奇にして模型 (講談社文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/07/13メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 23回この商品を含むブログ (135件) を見る 密室の中には首なし死体と容疑者が 模型交換会会場の公会堂でモデル女性の死体が発見された…

読書習慣のなかった私がほぼ毎日本を読むようになった理由

【S&Mシリーズ】8作目の「今はもうない」を読んだ感想

今はもうない (講談社文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/03/15メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 40回この商品を含むブログ (159件) を見る 避暑地にある別荘で、美人姉妹が隣り合わせた部屋で一人ずつ死体となって発見された。二つの…

【S&Mシリーズ】7作目の「夏のレプリカ」を読んだ感想

夏のレプリカ (講談社文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/11/15メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 19回この商品を含むブログ (149件) を見る T大学大学院生の簑沢杜萌(みのさわともえ)は、夏休みに帰省した実家で仮面の誘拐者に捕らえら…

【S&Mシリーズ】6作目「幻惑の死と使途」を読んだ感想

幻惑の死と使途 (講談社文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/11/15メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログ (157件) を見る 天才マジシャン、死してなお奇跡を呼ぶ―― 事件は、奇数章だけで描かれる。 「諸君が、一度…

【S&Mシリーズ】5作目「封印再度」を読んだ感想

封印再度 (講談社文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/03/15メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (172件) を見る 岐阜県恵那市の旧家、香山家には代々伝わる家宝があった。その名は、「天地の瓢」と「無我の匣」…

【S&Mシリーズ】4作目「詩的私的ジャック」を読んだ感想

詩的私的ジャック (講談社文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 1999/11/12メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 26回この商品を含むブログ (181件) を見る 大学施設で女子大生が連続して殺された。現場は密室状態で死体には文字状の傷が残されて…

【S&Mシリーズ】3作目「笑わない数学者」を読んだ感想

笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 1999/07/15メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 40回この商品を含むブログ (224件) を見る 偉大な数学者、天王寺翔蔵博士の住む「三ツ星館」。そこで開かれたパ…

【S&Mシリーズ】2作目「冷たい密室と博士たち」を読んだ感想

冷たい密室と博士たち (講談社文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 1999/03/12メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 60回この商品を含むブログ (235件) を見る 同僚の誘いで低温度実験室を訪ねた犀川助教授とお嬢様学生の西之園萌絵。だがその夜…

森博嗣の理系ミステリィ「すべてがFになる」を読んだ感想

すべてがFになる (講談社文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/12/11メディア: 文庫購入: 16人 クリック: 241回この商品を含むブログ (588件) を見る 孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田…

建設業界の闇にスポットを当てた池井戸潤の小説「鉄の骨」を読んだ感想

鉄の骨 (講談社文庫)作者: 池井戸潤出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/11/15メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 9回この商品を含むブログ (36件) を見る 中堅ゼネコン一松組の若手、富島平太が異動した先は、「談合課」と揶揄される、大口公共事業の受注…

想像力をかきたてられるSF小説「火星人先史」を読んだ感想

火星人先史 (角川文庫)作者: 川又千秋出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2014/06/13メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 探険時代を経て地球から火星へ入植した際、人類は単純労働力および緊急時のたんぱく資源として、高度に進化した…

【本格ミステリー】有栖川有栖の学生アリスシリーズ4作目「女王国の城」を読んだ感想

女王国の城 上 (創元推理文庫)作者: 有栖川有栖出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2011/01/28メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 23回この商品を含むブログ (34件) を見る 大学に顔を見せない江神を追って信州入りした英都大学推理研の面々は、女王が統べ…

【本格ミステリー】有栖川有栖の学生アリスシリーズ3作目「双頭の悪魔」を読んだ感想

双頭の悪魔 (創元推理文庫)作者: 有栖川有栖出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1999/04/21メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 97回この商品を含むブログ (130件) を見る 四国山中に孤立する芸術家の村へ行ったまま戻らないマリア。英都大学推理研の一行は…

【本格ミステリー】有栖川有栖の学生アリスシリーズ2作目「孤島パズル」を読んだ感想

孤島パズル (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)作者: 有栖川有栖出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1996/08/25メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 31回この商品を含むブログ (100件) を見る 紅一点会員のマリアが提供した“余りに推理研的な”夏休み―旅費…

西澤保彦のSFミステリー「人格転移の殺人」を読んだ感想

人格転移の殺人 (講談社文庫)作者: 西澤保彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/02/15メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 37回この商品を含むブログ (53件) を見る 突然の大地震で、ファーストフード店にいた6人が逃げ込んだ先は、人格を入れ替える実験…

なつかしのアニメ『ガンバの冒険』の原作「冒険者たち-ガンバと15ひきの仲間」を読んだ感想

冒険者たち ガンバと15ひきの仲間 (岩波少年文庫044)作者: 斎藤惇夫,薮内正幸出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2000/06/16メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 10人 クリック: 181回この商品を含むブログ (67件) を見る ドブネズミのガンバは、幼馴染み…

貴志祐介のサイコホラー小説「悪の教典」を読んだ感想

悪の教典〈上〉 (文春文庫)作者: 貴志祐介出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/08/03メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 122回この商品を含むブログ (103件) を見る 晨光学院町田高校の英語教師、蓮実聖司はルックスの良さと爽やかな弁舌で、生徒はもち…

垣根涼介の長編小説「ワイルドソウル」を読んだ感想

ワイルド・ソウル〈上〉 (新潮文庫)作者: 垣根涼介出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/10/28メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 7回この商品を含むブログ (9件) を見る その地に着いた時から、地獄が始まった――。1961年、日本政府の募集でブラジルに渡った…

岡嶋二人の小説「クラインの壺」を読んだ感想

クラインの壷 (新潮文庫)作者: 岡嶋二人出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1993/01/28メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 24回この商品を含むブログ (65件) を見る ゲームブックの原作募集に応募したことがきっかけでヴァーチャルリアリティ・システム『クライ…

【新本格ミステリ】綾辻行人の「十角館の殺人」を読んだ感想

(講談社文庫)" title="十角館の殺人 (講談社文庫)">十角館の殺人 (講談社文庫)作者: 綾辻行人出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/10/16メディア: 文庫購入: 30人 クリック: 87回この商品を含むブログ (148件) を見る 十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大…

浅田次郎の名作時代小説「壬生義士伝」を読んだ感想

壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2)作者: 浅田次郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2002/09/01メディア: コミック購入: 16人 クリック: 152回この商品を含むブログ (156件) を見る 小雪舞う一月の夜更け、大坂・南部藩蔵屋敷に、満身創痍の侍がたどり着いた…

やたらと高評価な中島らもの「ガダラの豚」を読んだ感想

ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫)作者: 中島らも出版社/メーカー: 集英社発売日: 1996/05/01メディア: 文庫購入: 59人 クリック: 1,426回この商品を含むブログ (212件) を見る アフリカにおける呪術医の研究でみごとな業績を示す民族学学者・大生部多一郎はテレ…

筒井康隆の小説「富豪刑事」を読んだ感想

富豪刑事 (新潮文庫)作者: 筒井康隆出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1984/01/12メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 21回この商品を含むブログ (147件) を見る キャデラックを乗り廻し、最高のハバナの葉巻をくゆらせた“富豪刑事"こと神戸大助が、迷宮入り寸…

なぜか急に再び売れだした筒井康隆の「旅のラゴス」を読んだ感想

旅のラゴス (新潮文庫)作者: 筒井康隆出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1994/03/01メディア: 文庫購入: 44人 クリック: 360回この商品を含むブログ (142件) を見る 北から南へ、そして南から北へ。突然高度な文明を失った代償として、人びとが超能力を獲得し…