手首の負担軽減のために購入したロジクール初のエルゴノミクスキーボード「ERGO K860」が非常に使い心地がよく、快適にタイピングができるようになったので紹介させていただきます。購入を検討されている人のご参考になれば幸いです。
なぜエルゴノミックキーボード?
これまではエルゴノミックキーボードは必要性を感じなかったですし、歪な見た目がなんとなく好きになれなくてまったく興味をそそられることはありませんでした。しかし、プログラミングを始めて以来、キーボードを操作する時間が増えたことで、手首の負担が無視できないレベルになってきたため、手首の負担が少ないといわれるエルゴノミックデザインのキーボードに興味が湧いてきました。
そんな折、ロジクールが初めてエルゴノミックキーボードを発売することを知り、お気に入りのメーカーということもあり即決で購入しました。
それからワイヤレスであることも決め手の一つでした。できるだけデスク上をスッキリとさせたいので、マウスとキーボードはワイヤレスと決めているためです。
ERGO K860 のスペック
ERGO K860 のスペック | |
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縦 | 200〜233mm |
横幅 | 456mm |
高さ | 18〜48mm |
重量 | 1160g |
電源 | 単4電池×2個 |
無線 | Bluetooth, Unifying |
保証 | 2年間無償保証 |
キーピッチ | 18mm |
キーストローク | 1.8mm |
キースイッチ | パンタグラフ |
ERGO K860 のレビュー
Surface Ergonomic 無線キーボードに見た目が似てますね。
ロジクールにこだわりがなければこっちを買っていたかも。
一番盛り上がっている部分が48mmで、テンキーあたりの平坦な部分は18mmくらい。
手首の疲労が大幅に軽減
エルゴノミクスキーボードなので当然ながらごく自然な状態でタイピングできます。手首をまっすぐの状態に保てるだけでずいぶん楽ですね。パームレストが手にフィットしてリラックスした姿勢でタイピングできるため、手首の疲労がかなり軽減されます。
意外と違和感なくタイピングできた
一般的なキーボードと異なりキー配列が湾曲しているため、最初は打ちにくいかなと危惧していましたが、思いのほか違和感なく最初からわりと自然にタイプできました。
最上段と最下段以外はすべてキートップが少し凹んでいているおかげかタイプミスもしにくい気がします。
ノートPCに近い打鍵感
ノートPCによくある感じの打鍵感で、自分が触ったことのあるキーボードの中では、Surface Laptopに近いと感じました。キーストロークは短め(1.8mm)ですが、それなりに反発があるためしっかりと押せる感じがあって心地よいです。
打鍵音は静か
打鍵音自体はとても静かだと思います。ただ、構造上、キーボードの下に空洞があるせいで打鍵音が響くのが最初は少し気になりました。とはいえ、それほど大きい音ではなく使っているうちにまったく気にならなくなったので、とくに問題視していません。
一体型パームレストの是非
パームレスト部分はファブリックのように見えますが、表面がサラサラしたビニル系?の素材でできており、非常にさわり心地が良い。
ただ、素材がデリケートに感じるため若干耐久性に不安をおぼえます。実際に使い続けてみないとわかりませんが、なんとなく使っているうちに表面が破れてしまいそうな気がします。
ちなみにパームレストはキーボードと一体となっているので、パームレストだけを交換することは不可能。
パームレストが先に寿命を迎えたらどうしようか悩むところですね。クッション部分はネジ止めされているようなので、もしかしたら表面だけ交換できるかもしれませんが、できるだけ長持ちしてほしいものです。
マウスが遠く感じる
フルサイズキーボードなのでしかたないですが、横幅があるためマウスが遠く感じます。せっかく楽な姿勢でタイピングできるのに、マウス操作のために右手を大きく移動させないといけないのが残念ですね。自然とマウス操作の代替としてショートカットキーを多用するようになり、以前よりマウスの使用頻度が確実に減りました。
まとめ
初めてのエルゴノミクスキーボードでしたが、さすが人間工学に基づいたデザインというだけあって、手首がとても楽になりました。快適にタイピングできるおかげで作業に集中できて満足です。