mineo(マイネオ)のデータ通信専用SIMを試しに3ヵ月使用してみてわかったことを書いていきたいと思います。
ワイモバイルからの乗り換え先としてマイネオを検討
今年の8月に現在のワイモバイル(旧イーモバイル)の2年縛りが解ける更新月となるため、MNP先業者の候補を模索しておりました。
基本的に通話はほとんどしませんし(家族や友人とはLINEで無料通話)、手厚いサービスとかまったく必要としませんので、ランニングコストが高くつくドコモ・au・ソフトバンクの大手キャリアは最初から除外しました。
選択肢の多いドコモ回線を利用するMVNO業者の中から選ぶことにし、一足先にMVNOに乗り換えた妻が使っているIIJmioのみおふぉんが、料金、回線速度ともに満足できるものでしたので当初は私もIIJmioに乗り換えようと思っていました。
IIJmioの10GBファミリーシェアプランは同一名義に限る
自宅ではWi-Fiを使い、外では動画を見ないという使い方で毎月なんとか5GBに収まっていますが、できることならあと1GB、できれば2GBぐらいは余裕が欲しいところ。かといってひとりで10GBプランはオーバースペックになってしまうので、余ったパケットが無駄になってしまいます。
妻は毎月2GBも使いませんので、当初は料金的にもお得な「みおふぉんの10GBシェアプラン」を申し込んで妻と二人で分け合うつもりでした。しかし、よく調べてみたら使用者の名義が違うとシェアプランを利用できないことが発覚。しかもいったんMNVOに乗り換えると名義変更ができないらしく、現時点では名義をそろえる手立てがなく、やむを得ずシェアプランの利用はあきらめました。
家族と名義が異なっていてもシェアできるのはmineoだけ?
名義が異なっていてもシェアできるSIMはないかと検索したところ、どうやらmineoには名義が違っていても同一住所であれば家族内で当月繰り越したパケットを翌月に共有することができるパケットシェアなるサービスがあるとわかりました。
ただ、初めての利用となるため通信品質に若干不安がありましたので、とりあえずmineoのデータ通信専用SIMのいちばん安い500MBで700円/月というのを試しに使ってみてから決めることにしました。
さっそくmineoのドコモプランを申し込みました
契約したのはドコモプランのシングルタイプ(データ通信のみ)の500MB使用できるプランをチョイス。
申し込みはすべてネットで完了しました。もちろんスマホだけでも手続き可能です。
紹介キャンペーン利用でAmazonギフト1,000円分ゲット
mineoは紹介キャンペーンを行っており、既存ユーザーの紹介を経て新規契約をすると紹介した人と紹介を受けた人双方がAmazonギフト1,000円分を受け取れます。
「mineo 紹介コード」で検索すると紹介ページのリンクを貼った個人サイトがみつかりますので、そちらからどうぞ。
私も見知らぬ方の紹介ページ経由で申し込み、先日無事にAmazonギフト1,000円分を受け取ることができました。
※ただし、Amazonギフトがもらえるのは契約した月を1カ月目とした場合、3カ月目の下旬あたりになりますので、3ヶ月以内に解約してしまうともらえなくなります。しかもメールの受信先も@mineo.jpという専用のアドレスに送られてきますのでご注意ください。
事前にエントリーパッケージ購入で事務手数料が0円に
もうひとつ、SIMの契約には通常、事務手数料3,240円がかかりますが、事前にエントリーコードを入手しておくとこの事務手数料がタダになります。
エントリーコードはAmazonで売っているエントリーパッケージを購入すると入手できます。
mineo エントリーパッケージ au/ドコモ対応SIMカード データ通信/音声通話 (ナノ/マイクロ/標準SIM/VoLTE)
- 出版社/メーカー: ケイ・オプティコム
- 発売日: 2015/03/27
- メディア: エレクトロニクス
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これでイニシャルコストを大幅に節約できます。しかも、のちに紹介キャンペーンの特典のAmazonギフト1,000円分をゲットすれば、実質的にイニシャルコストはほぼ0円になりますので利用しない手はありません。
お申込みの際は「紹介キャンペーン」と「エントリーパッケージ」をお忘れなく!
APNの設定
さて、無事に申し込み手続きを終えましたらすぐにSIMカードを送ってくれますので、SIMカードが郵送されるのを待ちます。
届いたSIMカードを挿してAPNを設定すればすぐに使用できるようになりました。
詳しい設定方法はこちら(android端末の場合)
実はSIMカードが届いてから気がついたのですが、申し込み手続きの際酔っ払っていたため(笑)SIMカードのサイズを間違えてしまいました。
スマホがデュアルSIMに対応しているので、ホントはNanoSIMを空きスロットに挿してデュアルSIMを満喫するはずだったのですが…(涙)。 しかたなく以前使用していたNexus5に挿して使うことにしました。
実際に3カ月使用してみて
前フリが長くなってしまいましたが、3カ月使ってみてわかったことを書いていきたいと思います。
mineo独自のサービス「フリータンク」はすばらしい!
mineoには余ったパケットをユーザー同士で融通し合えるフリータンクという独自のサービスがあり、これが非常にすばらしいものでした。
mineoユーザーはフリータンクから毎月1GB(1,000MB)までパケットを引き出して無償で使うことができるというサービスで、パケット残量が月末までもたない!というときに速度制限を回避できますので非常に助かります。毎月のパケット上限を実質1GB上積みできることになりますので、ヘビーユーザーにはとてもありがたいサービスです。
フリータンクを実際に使ってみた
まずはフリータンクから引き出す前の状態
私が契約したのは500MB/月のプランですが、試しにフリータンクから引き出せる上限の1,000MBを引き出してみます。
引き出したパケットは翌日に反映されますので、翌日マイページで残容量を確認してみると…
おおっ!500MBプランなのに上限を突破して2,298MBになりました。てっきり500MBまでしかチャージされないのかと思っていましたが、プランに関係なく1,000MBチャージされるようです。
※1,000MB余分に増えている理由は、初回の登録時のみボーナスで1,000MBもらえるからです。翌月以降は引き出した分の1,000MBしかチャージされません。
パケット引き出しは21日~末日まで
タダで1GB(1,000MB)余分に使えるというナイスなサービスですがひとつ条件がございまして、パケットを引き出し可能なのは毎月21日~末日までの間のみとなります。したがって21日より前にパケット残量がなくなってしまうと、21日までは速度制限をくらった状態でしのがなくてはなりませんのでご注意ください。
通信速度はどうか?
やはり格安SIMなので、さすがにお昼12時台の通信速度は厳しいものがありますが、それ以外の時間帯はおおむね良好でした。(2016年4月時点)
一番速度の出る午前中で20Mbps台、午後は10Mbps前後、夕方から夜にかけてはざっくりですが2~8Mbpsあたりでお昼の時間帯以外はなんとか実用に耐える速度でした。
ランチタイムの通信速度はかなり厳しい
問題はお昼の12時台です。使い始めの4、5月は遅くても1Mbpsを切ることはほとんどなかったので「なんとかガマンできるレベルかな〜」と思っていたのですが、なぜか最近速度低下が著しくて1Mbpsを切ることが多くなってきました。
こうなるとブラウジングをしていても明らかにページが表示されるまでの時間が遅くなり非常にストレスを感じますし、YouTubeの動画なんてまともに見られません。
現在使っていて特にストレスを感じることのないワイモバイルのSIMは遅くても7〜8Mbpsぐらいはでておりますので、それに比べると正直キツイです。
ちなみに速度制限(200kbpsに制限)をくらった状態でも異常に遅くなるときがありまして100kbpsを切ることが多々あります。
さすがにこの速度まで落ちるともはや何もできなくなります。「速度制限くらっても200kbpsあればテキスト中心のサイトなら見れるっしょ」と、たかをくくっていると痛い目にあいます。
解約の際の違約金は?
違約金に関してはデータ通信専用SIMと音声通話付きSIMとでは事情が異なります。
以前は1年以内に解約すると違約金を支払わなくてはいけませんでしたが、2015年7月1日以降撤廃されたようです。
ただし、これは純粋な解約の場合のみで、他社にMNPするとなると話が違ってきます。
1年以内に他社にMNPをするとMNP転出手数料2,160円に以前の違約金に相当する金額である10,260円が上乗せされることになったようです。
したがって音声通話付きSIMの場合、実質は1年以内に乗り換えると違約金に相当する10,260円を払わなくてなならないわけです。
データ通信専用SIMの場合はMNPは関係ありませんのでいつでも好きなときに解約することができます。
ランチタイムの速度低下がネック
私が使い始めた今年の4月頃は、速いとは言えないもののある程度実用に耐える速度が出ていましたが、7月に入ってからお昼12時台の速度低下が著しく我慢できないレベルまで通信速度が下がってしまいました。今後再び改善される可能性があるものの、余分なMNP転出手数料(=実質違約金)を払わないために最低1年は使うと考えると、私のようなヘビーユーザーは通信品質に不安を抱えたまま使うにはさすがに抵抗があります。
mineo独自のサービスであるフリータンクはとても気に入っていただけに残念です。
もちろん今回の速度計測結果は地域によって差はあると思います。もしかしたら他の地域では違った結果になっていたかもしれませんし、使用した時期にも左右されると思いますので一概にmineoはダメだと結論づけるつもりはございません。
上記の「紹介キャンペーン」と「エントリーパッケージ」を利用すれば、イニシャルコストはほぼ0円にすることが可能ですので、気になる方は試しに使ってみてしばらく様子を見てから判断されることをおすすめします。500MBプランなら月々700円(税別)ですのでお試しにはピッタリだと思います。
mineo エントリーパッケージ au/ドコモ対応SIMカード データ通信/音声通話 (ナノ/マイクロ/標準SIM/VoLTE)
- 出版社/メーカー: ケイ・オプティコム
- 発売日: 2015/03/27
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