8年前に購入した我が家のパソコン「富士通 FMV-BIBLO NF/B50」のOSをWindows10 にアップグレードしたことろ、動きがものすごく遅くなってしまい、何をするにもいちいち動作がもっさりして非常にストレスを感じる状態でした。
もしかしたら以前から異音が出ていて動きが怪しくなってきていたHDDが原因ではないか?と考え、ちょうどそろそろ寿命かなと思っていたこともあり、ダメもとでHDDをSSDに交換してみることにしました。
SSD(Solid State Drive)とは?
フラッシュメモリを使用した記憶装置で、HDDにくらべ…
- 処理速度が高速
- 物理的な駆動部分がなく静か(HDDは書き込みの際カリカリ音がする)
- 同じく物理的な駆動部分がないため衝撃に強い
- 発熱が少ない
などのメリットがありますが、大容量化が難しくHDDにくらべ単価が高いというデメリットがあります。
256GBのSSDを購入
さっそくNF/B50のHDDの規格を調べてそれに合うSSDをAmazonで検索してみると、TranscendのSSDが評価が高く値段もそこそこ安くてよさげでした。今回は最もコストパフォーマンスの高そうだった256GBの容量のものをチョイス。

Transcend SSD 256GB 2.5インチ SATA3 6Gb/s MLC採用 TS256GSSD370S
- 発売日: 2015/04/30
- メディア: Personal Computers
安心の3年保証つきです。
240GBはさらに安いです。

Transcend SSD 240GB 2.5インチ SATA3 6Gb/s 3D TLC NAND採用 3年保証 TS240GSSD220S
- 発売日: 2016/04/22
- メディア: Personal Computers
純正のHDDの容量が250GBでしたので容量的には十分。250GBと聞くと少なく感じるかもしれませんが、わたしの場合はもともと大事なデータは外付けのHDDに保存してありますし、写真はクラウドのGoogleフォトにもバックアップをとってありますので、内臓HDDの容量は250GBで事足りていましたので問題なしでした。
HDDケースは安くて評価の高かったこちらを選びました↓

AREA USB2.0 外付HDD2.5インチケース S250 Ver.2 ブラック SD-SC25U2-BK
- 発売日: 2010/04/30
- メディア: Personal Computers
HDDからSSDへの換装手順
まずはHDDのデータをまるごとコピー(=クローンを作成)
HDDを新調するときは当然既存データを新しいHDD(SSD)に移行する必要があります。
できるだけ楽をするため今回はHDDの中にあるデータをOSも含めてまるごとコピーしてSSDに移し替えて、いわゆるHDDクローンを作成します(実際はSSDですけど)。そうすればあとは既存の内蔵HDDをSSDに交換するだけでよく、設定や環境も交換前と同じようにパソコンが使えるはずです。
まるごとコピーするにはコピーソフトとHDDケースが必要です。
コピーソフトは「EaseUS Todo Backup Free」というフリーソフトを使いました。
EaseUS Todo Backup Freeの使い方はこちらのサイトを参考にしました。コピー作業に要した時間は1時間ほどだったと思います。
古いHDDをSSDに交換
データのコピーが完了したらいよいよHDD→SSDの換装作業に入ります。
まずはノートパソコンから電源コードを外して、裏返しにしてバッテリパックを外します。
小さいネジをドライバで外しフタをあけて、HDDを固定している枠のネジを外してから枠ごと左にズラすとHDDのコネクタが外れます。
右側にコネクタがあります
HDDは金属製の枠に固定されておりますので、これも外していきます。
取り外した純正HDDと新調したSSDを比べてみると、縦横の寸法は同じですが、厚みはずいぶん異なります。
金属枠に固定されますので厚みが違っても大丈夫なようです。
固定枠にSSDを装着してネジ留めして、フタをもとどおりにして換装完了です。
無事に納まりました。以上で作業はすべて終了となります。
換装前と全く同じ環境で無事にリスタート
ホントにちゃんと立ち上がるのか?とドキドキしながらおそるおそる電源を入れてみると……何事もなかったかのように立ち上がりました。\( ^o^ )/
クローンなので設定等もすべて以前の状態と同じなのでなにもいじる必要はなく、いままでとまったく同じように使えました。
動作が速くなって快適に!
以前のもっさりしていた動作がウソのようにサクサク動くようになり、こんなことならもっと早くSSDにしておけばよかったと後悔するレベル。
物理的な駆動部分がありませんのであたりまえですが書き込みの音がまったくしなくなりました。その分冷却ファンの音が目立つようになり、これはこれで気になりますが・・・。
SSDに換えてよかった
Windows10にアップグレードしたとたん動作が鈍くなったときは、そろそろパソコンを買い替えないとダメかなと思いましたが、一か八かSSDに換装して正解でした。
かかった費用も一万円ぐらいで済みましたのでコストパフォーマンスも十分かと。パソコンを新調することを思えば安いものです。いい買い物しました。
とはいえSSD以外の部分はいつ壊れてもおかしくない年数に入ってきていますので、突然動かなくなっても困らないようにバックアップはこまめにとっておこうと思います。

Transcend SSD 240GB 2.5インチ SATA3 6Gb/s 3D TLC NAND採用 3年保証 TS240GSSD220S
- 発売日: 2016/04/22
- メディア: Personal Computers