先日、カゴヤからエックスサーバーへ移転しました。その際に、つまずいた点を備忘録的にまとめていきたいと思います。
サーバーを移転した理由
きっかけは契約していたサーバーを管理するカゴヤの顧客情報流出事件でした。
今年の9月にデータベースサーバーに不正アクセスがあったことが発覚し、個人情報が流出してしまったのです。
このブログを始める際、なんとなく選んだカゴヤ。これまでは可もなく不可もなくという評価で、移転を考えることはなかったのですが、今回の流出事件によるカゴヤの対応に不満を感じたこともあり移転を決意しました。
ある程度下調べをしたうえで、移転先は料金とスペックのバランスが良くて評判も良さげなエックスサーバーに決めました。
ネームサーバー変更後のエラー
エックスサーバーの「サーバー移転手順」を見ながら順調に作業を進めていき、いよいよネームサーバーを変更する段まできました。
ネームサーバーの変更前に動作確認をしようと動作確認URLを発行して、チェックしようとしたもののアクセスができません。もう一度マニュアルをよく読むと、どうやらWordPressは動作確認URLでは確認できない場合があるとのこと。
しかたなくもうひとつの確認方法である「hostsファイルを編集して確認」を試すと、問題なく表示できているようでした。
ただ、なにぶん素人でありますので手順を間違えていないか確認するすべもなく、本当にエックスサーバー上のデータを確認できているのか?と、なんとなく不安でした。
とはいえ一刻も早く移転を進めたかったため、意を決してネームサーバー変更をカゴヤに依頼しました。
案の定エラー発生
カゴヤからネームサーバー変更完了の連絡があり、早速WordPressの管理画面にアクセスしてみたら見事に不安が的中。
404 File Not Found
というエラーメッセージが表示され、管理画面にアクセスできませんでした。やはり「hostsファイルを編集して確認」がうまくできていなかったようです
サイトのほうも同様に
403 Forbidden
というエラーメッセージが表示されるのみでした。
エラー確認後すぐにエックスサーバーのサポートに連絡して原因を探ってもらうことにしました。
そしたら、どうも「WordPressファイルを置く場所が間違っている」とのこと。
カゴヤではpublic_html/の下にnahema.net/があり、WordPressファイルはnahema.net/の下に入っていましたので、エックスサーバーでも同じように置いたのですが、そこじゃなくて一つ上のpublic_html/の直下に置かなければいけないらしい。
というわけでFFFTPを使ってブログのファイルをすべて選択し、右クリックから「一つ上のフォルダへ移動」を選んで、指示通りpublic_html/の直下に移動させました。
再びエラー発生
ところが、今度は違うエラーメッセージ。
500 Internal Server Error
再びサポートに連絡して指示を仰ぎます。
すると、「public_htmlフォルダ内に入っているデータとフォルダのパーミッションの値が間違っているのでそれぞれ644と755にFTPソフトを用いて正せ」とのこと。
パーミッション?
まったく聞いたことのない用語だったし、何をどうすればいいのかわからず焦りました。Google先生の力を借りて、パーミッション=属性であること、FTPソフトにて変更作業ができることがわかりました。
さっそくいつも使っているFFFTPを起動し、フォルダもしくはファイルを右クリックから「属性変更」を選んでパーミッション(属性)値を変更していきました。
フォルダは755へ
ファイルは644へ変更
変更作業を終えてWordPressの管理画面にアクセスしてみると、ふつうには入れるようになりました!
サイトもちゃんと表示されるようになって、ヤッター直ったー!と喜んだのも束の間…
3度目のエラー発生
10分もたたないうちに500エラーが再発。
500 Internal Server Error
なんで!?
とにかくサポートに連絡して状況を伝えると今度は、「.htaccessファイル内の不要な記述を削除せよ」とのこと。
またまたFFFTPを起動して.htaccessファイルをダウンロード。テキストエディタで不要な部分を削除して上書き保存。
↑わたしの場合、上記の選択した部分が不要な記述でしたのでこれをまるごと削除。
そして、上書き保存した.htaccessファイルをFFFTPを使って元の場所にアップロードして、おそるおそるWordPressの管理画面にアクセスすると…今度こそちゃんと直りました!よかった~。
というわけで、3度もエラーに見舞われましたがエックスサーバーのサポートの的確なアドバイスのおかげで無事にサーバーを移転することができました。