これまで通勤で毎日50kmほど走っていたのが、転職によりフルリモート勤務となったことで通勤がなくなり年間走行距離が1万kmから一気に300kmになりました。
毎日通勤していた頃は日々の長距離走行に加えデサルフェーターを装着していたこともありバッテリーの状態は常に良好だったため車を乗り換えるまでの間、実に7年以上バッテリーが持ちました。バッテリー交換には高額な費用がかかることを考えるとかなり節約できていたのかなと思います。
低放電状態が続くとサルフェーションが進む
ところが、現在は平日はまったく車に乗らなくなり、休日にちょい乗りする程度になったことでバッテリーは一向に充電されない状態が続きます。このまま低充電状態が続けばサルフェーションが進みバッテリーの寿命が短くなってしまいます。走行しない車にデサルフェーターは逆効果らしいのでデサルフェーターは外しました。
サルフェーションとは?
低走行車のバッテリーは定期的な充電が必要
バッテリーの寿命が尽きればバッテリー交換となるわけですが、乗り方を変えないかぎり根本的な解決になりません。新しいバッテリーに変えてもバッテリーの劣化を止められなければバッテリーの寿命は短期間で尽きてしまいます。決して安くないバッテリーを頻繁に交換したくないので、定期的にバッテリーを充電してバッテリー寿命を伸ばしてやろうと決めたわけです。
デサルフェーターを外したためサルフェーション対策も必要になりました。よって使用する充電器は通常の充電だけでなくパルス充電ができることが必須となります。
安心と実績の国内メーカーのパルス充電器を選択
Amazonでパルス充電器を検索すると中華系メーカーのものが目立ちますが、無用なリスク回避のため実績のある国内メーカー、しかもお値打ち価格のメルテックをチョイス。必要最低限の機能があればいいので、安いやつでいいかと思って適当に適合バッテリー容量で判断して MP-210 を購入。
MP-220 にしておけばよかったかも・・・
あとで知ったのですが、ワンランク上の MP-220 には10℃以下のときに使用するWINTERモードなるものがあったり、同じバッテリー容量でも充電時間が短かったりするので、数千円高くてもMP-220のほうにしとけばよかったなとちょっと後悔しました。
MP-210とMP-220の比較
MP-210 | MP-220 | |
適合バッテリー容量 | 4〜72Ah | 4〜140Ah |
52Ahバッテリー充電時間* | 7.0時間 | 4.5時間 |
WINTERモード | なし | あり |
※液温20℃、50%放電状態からの充電時間の目安
使い方
- バッテリーの端子にプラス→マイナスの順でクリップをつなぐ
- コンセントに電源プラグを差す
- パルス充電ボタンを押す
バッテリーを外さなくてもいいため工具は一切不要です。
バッテリー端子にクリップをかませるときに火花が散ることもないため素手でも安心して作業できます。
注意点としては充電クリップのコードと電源コードの長さがどちらも1.8mのためコンセントが近くにないとコードが届かず充電ができません。コンセントがそばにない場合は別途延長コードが必要になります。
充電時間
初回は放電状態が進んで50%を切った状態でした。充電時間の目安から考えると満充電まで7時間以上かかることになりますが4時間くらいで満充電となりました。もしかしたらすでにバッテリーの劣化が進んで充電できる容量が減少しているのかもしれません。
2回め以降は月1回パルス充電を実施しており、半年が経過した時点では、60%〜満充電まで2〜3時間といったところです。
まとめ
定期的なパルス充電をはじめてからまだ半年程度のためどこまでバッテリーの寿命を延ばすことができるかは現段階では不明です。自分の場合は月1回パルス充電を行うことで低充電状態を回避できており、ある程度バッテリーの劣化は予防できていると思います。
今後も定期的なパルス充電を続けて行き、バッテリーの寿命をどこまで延ばせるか引き続き検証していきたいと思います。
自分はあまり深く考えずMP-210を購入しましたが、MP-210とMP-220のどちらを買うか迷われているのであれば、充電能力が高くより短い時間で充電が可能なMP-220を断然おすすめいたします。