昔バレーボールで膝を痛めて以来、ずっと膝に不安を抱えていました。日常生活には支障はないものの、膝関節に不安定感があるためスクワットの重量を上げるのが怖くて、これまでまともに取り組めませんでした。
でも、ニースリーブを使うようになってからは膝が安定して、人並に重量を増やしていけるほどしっかりとスクワットに取り組めるようになりました。
以前は軽量でも膝が不安でまったく追い込めなかったスクワットも、いまではトレーニング後にヘトヘトになるくらい追い込めるようになりました。
スクワットをしたいけど膝に不安があるという人にぜひ試していただきたいこのニースリーブを紹介したいと思います。
ニースリーブとは?
ここでいうニースリーブとはおもにパワーリフターがスクワットの際に使用するものを指します。
見た目はスポーツで使用する膝サポに似ていますが、膝の動きを妨げない柔軟性の高いスポーツ用の膝サポと違い、ニースリーブは生地が分厚く硬めのつくりとなっているので膝の動きがかなり制限されます。
そのかわりに強力なサポート力を得られるため、スクワットのときに膝まわりが安定しケガの予防効果が期待できるというサポートギアです。
さらにボトムポジションではニースリーブの反発力を利用できるため、より高重量を扱うことができるようになるという利点もあります。
ニースリーブを使ってみたい!
膝に不安があったため、筋トレを本格的に再開してからもスクワットはほとんどできない状態でした。軽い重量でもスクワットをするとすぐに膝の下が痛くなることが多く、とても重量を上げる気にはならなかったのです。
それでもキングオブトレーニングといわれるスクワットができないのは非常にもったいないなと常々感じていて、なんとかスクワットをできるようにならないかと長い間解決方法を探していました。
そんななか偶然ニースリーブというサポートギアを知ることができ、自分なりにいろいろ調べた結果、ニースリーブを装着すればスクワットができるようになるかもしれないと考えて、購入を検討することとなりました。
ニースリーブといえばSBDだけど・・・
ニースリーブについて調べてみると、どうやらSBDというメーカーのものがいいらしいということがわかりました。IPF(世界パワーリフティング連盟)の認定品ということもあり、これを買っておけば間違いなさそうです。
しかし、このSBDはやたらと値段が高い!! それだけ高品質ということなのかもしれませんが、左右ワンセットで軽く1万円オーバーというお値段は気軽に試せる金額ではありません。
そこで、もう少しお手ごろなものはないかと探したところ、なにやらよさそうなのがありました。
それがこちらです。
こちらは左右ワンセットで5,000円以下とSBDの半値以下です。 ほかにも手頃な値段で買えるニースリーブはありましたが、結果的にはこれを購入することにしました。
king2ring pk1400 proを選んだ理由
比較的新しい商品のようでわたしが購入した時点ではAmazonのレビュー は2件のみ。情報が少ないためもう少し様子をみようかとも考えましたが、いま使っているking2ringのパワーグリップとリストストラップにはおおむね満足しているということもあり、品質面はそれほど心配ないだろうと考えて、安物買いの銭失いにならないことを祈りつつ購入を決めました。
pk1400とpk1400 proの違い
ちなみにking2ringのニースリーブはpk1400とpk1400 proの2種類があります。proのほうが1,000円ほど高いぶん、「ナイロンで被膜されていて破れにくくなっている」ということで、より丈夫そうなpk1400 proのほうを選びました。
サイズ選び
わたしの場合、膝周りを測ったら37.5cmだったのでサイズ表にしたがってLサイズを選びました。
伸縮性がほとんどない素材なので、ワンサイズ小さいものだと入らなかったかもしれません。
king2ring pk1400 proのレビュー
わたしが購入したニースリーブのking2ring pk1400 proを使ってみた感想をお伝えしたいと思います。
素材 | ネオプレン 98%, ナイロン 2% |
生地の厚み | 7 mm |
長さ | 30 mm |
水洗い | 可能(洗濯機は使用不可) |
伸縮性がほとんどなくすごく履きづらい
なんとなくスポーツ用の膝サポーターをイメージしていたので、はじめて手にしたときは生地が全然伸びないことに驚きました。
生地が分厚く、さらに表面がナイロンで被膜されているためか、スポーツ用の膝サポに比べるとかなり硬いです。
試しに履こうとしたら、ジャストサイズのはずなのに、膝下から上に引き上げることができず焦りました。
初回こそ膝まで引き上げることができなかったものの、試行錯誤の末、少し工夫することでスムーズに装着できるようになりました。
ニースリーブをスムーズに履く方法
スムーズに装着するためには、膝まで引き上げるまえにニースリーブの上部を外側に折り返しておきます。こうしておくと脚とニースリーブの接触面積が小さくなり摩擦が減少しますので、膝下までは比較的楽に引き上げることができます。
あとは折り返し部分をもとに戻して、膝がニースリーブのちょうど真ん中あたりにくるように調整すれば装着完了です。
コツさえつかめば簡単です。
スポーツ用の膝サポとはまったく別物
ニースリーブを装着してみると膝まわりの圧迫感もさることながら、生地に厚みがあってしっかりしているせいか膝の動きがかなり制限される感じがしました。
裏返しにすると自立してしまうほどの硬さがあり、伸縮性に乏しいためもう少し小さめだったら履けなかったもしれません。
裏側に滑り止め加工あり
裏側に滑り止め加工が施されています。滑り止めのないものと比較できないので、滑り止めの効果の有無は判断できませんが、いまのところ使用中にずれてしまうことはありません。
水洗い可能(ただし手洗いのみ)
メーカーの説明によると洗濯機の使用不可とのことなので、手洗いする必要がありますが水洗いは可能です。自分はいまのところは手洗いしていますが、そのうちめんどくさくなって(特に夏場は)洗濯ネットに入れて洗濯機で洗うようになりそう…。
スクワット中の膝が安定
ニースリーブを装着した状態でスクワットをしてみると、たしかに膝が安定している感覚があります。さらにニースリーブ自体が屈曲に対して抵抗する力があり、深くしゃがむほど反発力が高まるため 、ボトムポジション付近がかなり楽に感じます。
いままでごく軽量でも深くしゃがむのが怖かったのですが、ニースリーブを装着すると安心して深くしゃがめるようになりました。
膝の不安が消えたことで、いままで体重の6割程度の重量でしかできなかったスクワットが、体重と同じ重量でいきなり6回くらい反復できるようになりました。
スクワットが楽しい!
体重と同じ程度では一般的にはまだまだ初心者レベルですが、久しく味わってなかった疲労感を味わうことができて自分的には非常に満足しています。
スクワットをしたあとは疲労とともに充実感を得られるので、できることなら毎日でもやりたいくらいです。
目的はあくまでも筋肥大&筋力強化ですが、ニースリーブを使うようになってからはスクワットをやること自体が楽しくなりました。
とはいえ過信は禁物
もちろんニースリーブをしていればケガをしないというわけではないので、これまで以上に正しいフォームを保てるように心がけています。
重量的にまだ余裕があるので、ついつい重量をどんどん上げていきたい気持ちに駆られますが、そこをあえて押さえて慎重に重量を上げていくつもりです。
まとめ
膝に不安を抱えているせいで、以前はまったくといっていいほどできなかったスクワットが、ニースリーブを装着した途端、人並にできるようになったのには驚きました。正直ここまで効果を実感できるとは思いませんでした。この強力なサポート効果はパワーグリップ以来の衝撃です。
筋トレでは久しく感じていなかった下半身の疲労感を味わいつつ、本格的にスクワットができる喜びを噛みしめています。
これは本当に買ってよかった。