通常走行においては国産タイヤと変わりなく安心して乗れて、それでいて国産タイヤよりはるかに安価なアジアンタイヤ。唯一の不安は「もしかしたら、耐久性が低い(タイヤ寿命が短い)のではないか?」という点でした。
国産タイヤの半額で購入できたとしても、耐久性も半分では意味がないですし、短期間で性能が劣化するようでは安心して乗れません。したがって、アジアンタイヤを選ぶにあたりどれくらいの耐久性があるかは非常に重要なポイントです。
4年前に純正タイヤからナンカンのNS-20に履き替えてから走行距離が5万kmを超えましたので、耐久性を含めた所感をまとめてみました。アジアンタイヤ、とくにNS-20が気になっている人の参考になれば幸いです。
15,000km走行時のレビューはこちらをご覧ください▽
純正タイヤからNANKANG NS-20に履き替えて15,000km以上走ってみて感じたこと - 彩りある人生を
これまでの走行状況
タイヤの耐久性は走行状況によって大きく差が出るため、参考までにこれまでの走行状況について簡単に説明しておきます。
おもに片道25kmの通勤に使用しておりましたので、近距離移動はほとんどなし。通勤ルートは渋滞でノロノロ走行する区間と、信号が少なくスムーズに走行できる区間が半々くらい。
前半の2年くらいは燃費を意識していたため、丁寧なアクセルワークを心がけていました。後半は燃費を意識しなくなりアクセルワークは多少雑になりましたが、基本的に制限速度を遵守していましたので、タイヤに負担のかかるような走行をすることはありませんでした。
耐久性は申し分なし!
まずは結論から。結果としてはなんのトラブルもなく4年&5万km走行できましたので、通常走行においては耐久性については十分な性能を備えているといえます。
NS-20の耐久性について聞かれたら、「まったく問題なし!」と即座に答えるでしょう。
当初の予定では4年もてばいいかなと考えていましたので、期待どおりの結果となりました。
純正タイヤ以上の耐久性!?
タイヤの溝は3mm以上残っておりコンディションは良好です。
純正タイヤのミシュランPS3は4年・57,000km走行で一部スリップサインが出始めていた状態でしたので、純正タイヤにくらべても遜色ない耐久性がありますね。
4年5万km走行したNS-20はこんな感じ
サイドウォールは若干茶色く変色していますが、ひび割れは見あたりません。
トレッド面は少しひび割れてきました。
スリップサインはまだ出ていません。
結論:NS-20の耐久性は十分に高い
このNS-20に限っていえば、安いアジアンタイヤだからといって、国産タイヤに比べて耐久性が劣るということはありませんでした。安物買いの銭失いにはならずにすんだので非常に満足しています。
NS-20はグリップ・静粛性ともに十分な性能を有しております。一般的な国産タイヤから履き替えてもおそらく不満をいだくことはないでしょう。
タイヤに尖った性能を求めていないのであれば、耐久性も十分ありますので自信をもっておすすめします。